乾燥
お口が乾燥していると、お口は痛いし、汚れやすいし辛いことが増えちゃうの。
口腔内が乾燥すると…
高齢者の多くは、口腔内が乾燥しています。
口腔乾燥は、ほほなどの粘膜の新陳代謝、また自浄作用の低下につながり
口腔内が汚れやすくなります。
こんな方は要注意
次のような症状に思い当たる方はいませんか。
- お口を開けると臭う
- 食べ物が口腔内で広がる
- 飲み込みにくい
- 食べかすが常に口腔内にある
- 何を食べても美味しくない
- むせることが多い
- 入れ歯でよく傷ができる
- 舌がヒリヒリする
- むし歯が多い
- 歯周病(歯槽膿漏)で歯ぐきが腫れる
- 風邪を引きやすい
- 声がかすれて話しにくい
このような方は、口腔内が乾燥しています。
だ液が十分分泌される潤うお口づくりとともに、口腔内を保湿する必要がありますが、お一人おひとりお口の環境は異なりますのでまずは歯科医師・歯科衛生士へご相談されることをおすすめします。
乾燥を引き起こすもの
加齢に伴うからだの変化や薬の副作用により、
だ液は減少し、乾燥を引き起こします。
また、経管栄養の方やお口で呼吸をしている方は、お口の中が乾燥しやすい状態になっています。
生きていくために大切なだ液
成人の場合、健康な人で1日1~1.5リットルものだ液が分泌され、その効果は口腔内に留まらず、全身の健康に重要な役割を担っているのです。
だ液の主な役割
だ液を出すためには
だ液を分泌させるための最高の刺激は、お口をつかうこと、お口から食べること、です。
食べるためには、お口が潤っていなくてはいけませんし、
また食べることによりだ液が分泌されますので、良い循環が生まれます。
そのほか、口腔内にあるだ液腺に刺激を与えるマッサージなども効果的です。
お一人おひとりに合った対応が求められます。
1日1リットル!すごい量だね。
それぐらいたくさんのだ液が出るから、お口を十分に潤すことができるのよ。 だ液を出すためには、お口をよく動かして、お口からごはんを食べることが大切なの。