レクリエーションとしての機能訓練 その2
皆で楽しくレクリエーションをしながら、トレーニングもできるの。
レクリエーションしながら、口腔機能訓練
口腔機能訓練にもレクリエーションの要素を取り入れると、楽しくトレーニングができます。楽しさは継続してトレーニングをするための大切な要素です。
また、複数名で行うことでレクリエーション参加者同士の仲間意識も生まれます。
複数名で同時にレクリエーションを行う際には、状態や環境、理解度の差などに注意しながら安全に行いましょう。
ストローダーツ
ストローダーツの効果
息を強く吐き出すことでダーツの矢をストローから飛ばす「ストローダーツ」は、唇を閉じる力をつけながら、のどの奥に力をつけて鼻から息が漏れてしまうことを防ぎます。
用意するもの
- ストロー
- プラスチックの鉛筆キャップ
- 厚めの画用紙
- はさみもしくはカッター
- ペン
- ビニール袋
- ガムテープもしくはセロテープ
※ストローは必ず一人一つ用意しましょう。
ストローダーツのあそび方
得点の多く入った人が勝者となりますが、個人戦や団体戦、的までの距離を変えることで遊び方を数種類つくることができます。
くだもの狩り
くだもの狩りの効果
息を吸うことで果物のカードを持ち上げる「くだもの狩り」は、ストローダーツ同様、唇を閉じる力をつけながら、のどの奥に力をつけて鼻から息が漏れてしまうことを防ぎます。
用意するもの
- ストロー
- 画用紙
- はさみもしくは
カッター - 色鉛筆や色ペン
※ストローは必ず一人一つ用意しましょう。
くだもの狩りのあそび方
果物カードをストローで吸いながら持ち上げることができたら、チャレンジ成功です。
応用編
くだもの狩りは、ストローで吸い上げるカードをアレンジすることで、別の遊び方ができます。
このほかにもバリエーションが思いついたら、ぜひ取り入れてみましょう。
とっても楽しそうだけど、準備が必要なんだね。
そう、あらかじめ介護者が準備をしておくことで、スムーズにレクリエーションができると思うの。はさみやカッターを使うときには特に注意するのよ。